フローリングと畳の組合せ

畳=和室 っていうのが一般的ではありますが、和室以外での畳の利用が最近増えています。 フローリングの部屋の一部を畳にするのです。 部屋の角を畳コーナーにしたり、フローリングの部屋の真ん中に畳を配置したり。 畳の形や大きさも様々で、一般的な江戸間(176cm×88cm)の畳を1枚だけっていうのも良いですし、フローリングに畳を2-3枚敷いたり、半畳サイズの畳を4-6枚敷いたり、お部屋に合わせたアレンジができます。 畳は縁が付いたものでも、縁なしでもお好みで。 ただ、半畳の畳を縦横交互に配置する(畳の目が隣合わせの畳と90度回転させる)場合は、畳の縦と横の長さを同じにする必要がありますので、サイズを決定する際に気を付けて下さい。

畳とフローリングの組み合わせ

フローリングの上にそのまま畳を置いても良いですが、その場合フローリングとの段差(一般的な畳の厚みは3cm位~6cm位)ができてしまいます。 段差を気にする場合は、一つの空間ではありながら畳のスペースとフローリングのスペースの床面の高さを揃えて配置するという事も出来ます。

フローリングの上に畳を置く場合、そのまま畳を置くと畳の側面が見えてしまいます。 畳の側面に畳表や縁と畳床の一部が中途半端に見える場合がありますので、その場合は畳の周囲を木枠で囲うのが良いでしょう。 写真はひのきのフローリングに畳を置いています。 間伐材の丸太の表情をそのまま活かした木枠を畳の外周に配置しています。 表面は柿渋で処理をしたものです。 木材の塗装はオイル系の塗料で木の風合いを活かすこともできます。 フローリングに使われている木材に合わせた木枠だとおしゃれですね。 

畳を置く場所をフローリングの床面より一段上げて、「小上がり」にするというのも良いですよ。 小上がりの高さは椅子の高さと同様(40-42cm程度)に合わせると楽です。 

小上がりの下は収納にすれば場所を有効活用できますし、畳の大きさ(約88cm×176cm)で深さ40cmの収納は非常に便利です。 それから畳の真ん中を掘りごたつにすれば団欒の間となります。 

いぐさの畳表の代わりに和紙などの色が選べる畳表を使えば、和モダンなテイストの空間に仕上がります。